終了したイベントの活動報告をご紹介いたします

2021年5月16日 22q at the Zoo 交流イベント(ウェブ開催)

日時:2021年5月16日(日) 14:00~16:00

対象:22q11.2欠失症候群のある当事者の方・ご家族の方、22q11.2欠失症候群の医療・福祉・教育等での支援に携わる方

方法:オンライン会議システムよる開催

この交流イベントは22q at the Zoo — Worldwide Awareness Day(https://22q.org/get-involved/22q-at-the-zoo/)の企画として行うオンラインでの交流イベントです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止の観点から今年度もオンラインで開催いたしました。当事者やご家族の皆さん24名、支援者・医療従事者など11名、計35名の方々が赤いアイテムやお気に入りのぬいぐるみやペットなどと一緒に参加してくださいました。

最初に笠井先生より、「ウェブアンケート研究成果の続報」を報告、熊倉先生より「22q11.2欠失症候群のある人とその家族の統合的支援のためのガイダンスβ版」が発表されました。その後4~6名ずつ6グループに分かれ交流会を行いました。参加者同士の自己紹介をしつつ、ガイダンスβ版への感想、ご意見をいただき、お子さんのことについて親御さん同士での意見交換が行われました。ガイダンスに関しては、当事者家族の声を反映しており理解が深まったなどガイダンスの内容についてや、様式についてなど様々な貴重なご意見をいただき、改めてわかりやすく伝えていく資料の必要性を感じました。

■プログラム

13:30~14:00 お試し通話、動物園動画、研究募集のお知らせ

14:00~14:15 笠井清登(東京大学医学部附属病院精神神経科)

        「ウェブアンケート研究成果の続報」

14:15~14:35 熊倉陽介(東京大学医学部附属病院精神神経科)

        「22q11.2欠失症候群のある人とその家族の統合的支援のためのガイダンスβ版発表」

14:35~14:45 休憩

14:45~15:10 グループセッション1(6グループ)25分

15:10~15:20 休憩

15:20~15:45 グループセッション2(6グループ)25分

15:45~16:00 まとめ

16:00     閉会

第5回(2020年度 第2回)班会議(ウェブ開催)

日時:2020年12月28日(月) 17:00~19:15

対象:22q11.2欠失症候群のある当事者の方・ご家族の方、22q11.2欠失症候群の医療・福祉・教育等での支援に携わる方

方法:オンライン会議システムによる開催

2020年12月28日、感染予防の観点からZoomによるビデオ通話を使用しオンラインにて第5回(2020年度第2回)班会議が開催されました。
当事者の方やご家族の皆さん12名、支援者・医療従事者など18名、計30名の方々にご参加いただきました。

ウェブアンケート調査によって得られたデータに基づいた研究成果の報告(Tamune 2020)、「22q11.2欠失症候群のある人とその家族の統合的支援のためのガイダンス(案)」が紹介されました。ガイダンス案は事前に参加者の方にメールにてお送りし、ご覧いただいき当日ご意見、ご感想をお伺いする形式としました。主に以下の三点、22q11.2欠失症候群のある方のつよみ、アクセシビリティ(情報、受診、支援など)、重複障害による困難についてご意見をお伺いしました。

「医療モデルだけではなく、社会モデルを統合した支援のあり方(医療・福祉・教育の連携等)が当事者の方、そのご家族の方にとって重要であり、強調していくべきである」というご意見、「手がかからない=軽症ではなく、場面や相手によってできること、できないことが変わるなど、見た目だけではわかりにくい本質を理解してほしい」、「当事者ご本人の意見を聞いてほしい」というご意見もいただきました。「このガイダンスを読みやすく、どのように全国に広めて効果的に使用できるようにしていけるかが今後の課題である」とのご指摘もいただきました。

引き続き、皆さまのご意見をいただきながら、ガイダンスの作成、修正を進め完成を目指してまいりますので、今後ともご協力のほど何卒宜しくお願い致します。

 

■プログラム

17:00~17:10 アナウンス・全体の流れの説明

17:10~17:30 笠井清登(東京大学医学部附属病院精神神経科)

「研究成果報告」

17:30~17:54 熊倉陽介(東京大学医学部附属病院精神神経科)

「22q11.2欠失症候群のある人とその家族の統合的支援のためのガイダンス(案)の紹介」

17:55~18:05 休憩

18:05~19:05 当事者の方・ご家族の方を含めて意見交換(ガイダンスに関するご意見等)

19:05~19:15 まとめ

19:15閉会

交流イベント(ウェブ開催)

日時:2020年5月17日(日) 10:00~12:00

対象:22q11.2欠失症候群のある当事者・ご家族の方、22q11.2欠失症候群の医療・福祉・教育等での支援に携わる方

方法:オンライン会議システムによる開催

2011年5月22日に初めて22q11.2欠失症候群の世界意識向上dayとして動物園で開催されて以来、毎年5月22日付近に、当事者・ご家族・医療従事者が赤いアイテムを身につけて動物園に集まり(海外では、来園者に本疾患に関するパンフレットを配布し、疾患について広く知ってもらい)参加者同士で交流するイベントがあります(Annual 22q at the Zoo)。今年は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けまして、Zoomによるビデオ通話を使用してオンラインでの交流会を行いました。当事者やご家族の皆さん20組ほど、支援者・医療従事者など18名、45名ほどの方々が赤いアイテムやお気に入りのぬいぐるみやペットなどと一緒に参加してくださいました。

最初に全体の流れを全員で確認し、その後10名ずつ4グループに分かれ交流会を行いました。参加者同士の自己紹介をしつつ、新型コロナウィルスによる影響の中、日常生活でのストレスや家の中での過ごし方などについて意見交換が行われました。また「オンラインのため社会参加のハードルが下がった」というご意見もいただき、コミュニケーション活動を継続的に行う新しい交流の在り方の一つとして有用であることを感じることができました。

   

 

■座談会

10:00~ アナウンス・全体の流れ

10:35~ グループごとの交流開始

11:20~ 全体で共有

11:45  交流会終了

 

 

第4回(2020年度 第1回)班会議(ウェブ開催)

 

日時:2020年5月17日(日) 13:00~15:00

対象:22q11.2欠失症候群のある当事者・ご家族の方、22q11.2欠失症候群の医療・福祉・教育等での支援に携わる方

方法:オンライン会議システムによる開催

2020年5月17日、新型コロナウィルスの感染拡大を受けまして、Zoomによるビデオ通話を使用してオンラインによる2020年度第1回班会議が開催されました。ウェブアンケート調査の結果の一部のご報告、22q11.2欠失症候群のキュービック型支援の必要性、ご本人、ご家族、支援者の方々との共同創造による生活と人生の統合的支援ガイダンスの策定についてなどの説明がなされました。埼玉県立小児医療センター岡明先生、国立成育医療研究センターの田中恭子先生、22q11.2欠失症候群のあるご本人、ご家族からアンケート調査の結果やガイダンスに関する質問、ご意見、ご感想をいただきました。マルチモビディティ(多疾患併存)により既存の支援の枠にあてはまらない方も多く、医療だけでなく多領域にわたる支援ガイダンスの重要性を再認識する貴重な機会となりました。

   

 

〈式次第〉

■プログラム

13:00~13:10 アナウンス・全体の流れの説明

13:10~14:00 笠井清登(東京大学医学部附属病院精神神経科)

「ウェブニーズアンケート調査結果報告」

熊倉陽介(東京大学医学部附属病院精神神経科)

「22q11.2欠失症候群キュービック型支援ガイダンスの骨子」

14:00~14:10 休憩

14:10~15:00 当事者・ご家族の方を含めて意見交換

15:00~15:10 今後の研究についての説明

15:10閉会

第3回(2019年度 第2回)班会議(京都)

2019年11月17日(日) 13:30~16:30
京都 京染会館 6階会議室

2019年11月17日、京都の京染会館において2019年度第2回班会議が開催されました。ウェブアンケート調査の結果報告、22q11.2欠失症候群のキュービック型支援の必要性、統合的支援ガイダンスの骨子などの説明がなされ、参加者の皆様からご意見をいただきました。また、先天性心疾患や、22q11.2欠失症候群のある方々と臨床、研究で関わりのある先生方にご講演いただき、22q11.2欠失症候群のある方の成人後の現状、先天性心疾患のある人のセルフケア、遺伝カウンセリングなどのテーマについてお話いただきました。当事者の方、当事者の親やきょうだいの方にもご参加いただき、質問、感想、ご意見をいただき、活発なディスカッションが行われ貴重な機会となりました。

〈式次第〉

■プログラム

13:30-14:00 笠井清登(東京大学医学部附属病院精神神経科)

ウェブニーズアンケート調査結果報告、22q11.2欠失症候群キュービック型支援ガイダンスの骨子、22q11.2欠失症候群レジストリの進捗状況

14:00-14:30 講演1:坂本一郎先生(九州大学医学部循環器内科学)

「成人後の22q11.2欠失症候群の現状」

14:30-15:00 講演2:山﨑啓子先生(宇部フロンティア大学・人間健康学部・看護学科)

「先天性心疾患をもつ成人の日常生活の工夫~自立に向けたセルフケア方法~」

15:00-15:15 休憩

15:15-15:45 講演3:岡本伸彦 先生(大阪母子医療センター遺伝診療科)

「22q11.2欠失症候群の健康管理と遺伝について」

15:45-16:00 指定発言

村井俊哉先生(京都大学大学院医学研究科精神医学)

樗木晶子先生(九州大学大学院医学研究院保健学部門)

16:00-16:30 総合討論

閉会

座談会(京都)

2019年11月17日(日) 10:00~12:00
京都 京染会館 6階会議室

2019年11月17日、京染会館において20家族、40人ほどの方々が参加され、当事者の方、当事者の親やきょうだいの立場の方、医療従事者を交えての座談会が開催されました。最初に全体で自己紹介を行い、その後テーブルごとに5,6人のグループに分かれ座談会を行いました。当事者の方同士のテーブルもでき、交流を深める場面もみられました。また、別室に静かに過ごすことのできるお部屋やプレイルームなどをご用意し、少人数でのお休みや読書、若い方々同士の交流、幼少のお子さん同士のあそびなど、それぞれに楽しんでいただけました。

■座談会
10:00~12:00 当事者の方、当事者の親やきょうだいの方、医療従事者

交流イベント(東京)

2019年10月27日(日) 10:00 〜 12:00
東京大学医学部附属病院入院棟B 10階

2019年10月27日、東大病院において交流イベントが開催されました。臨床心理士の濱田純子先生より「22q11.2欠失症候群のむずかしさを抱えるお子さんにやさしい子育て」についてご講演いただき、簡単にできるセルフケアの一つとしてタッピングをご紹介いただき、参加された皆さんで体験されました。その後、当事者の方、当事者家族の方、医療従事者を交えての座談会が和やかに行われ、小さいお子さんを持つ親御さん達が、先輩のお母様達に、熱心に質問されていたのが印象的でした。

 

交流イベント

■小講演

10:00~10:30 東大病院・こころの発達診療部 濱田純子先生(公認心理師・臨床心理士)
「22q11.2欠失症候群のむずかしさを抱えるお子さんにやさしい子育て」

 

 

 

 

 

■座談会
10:30~12:00 当事者の方、当事者家族の方、医療従事者

第2回(2019年度 第1回)班会議

2019年5月19日 14:00 〜 17:00
東京大学医学部附属病院中央診療棟Ⅱ 7階大会議室

2019年5月19日、東京大学において2019年度第1回班会議が開催されました。研究の進捗状況の報告がなされ、研究にご協力いただいている先生方より、22q11.2欠失症候群の当事者の方および家族の方への支援につなげるために必要な知識、臨床での経験と海外の研究報告を併せて発表していただきました。また、当事者の方、当事者家族の方にもご参加いただき、統合的支援ニーズの抽出を目的とした意見交換、思春期以降の意思決定の主体性など(思春期成人期以降の再手術等における)についてディスカッションが行われました。

 

〈式次第〉

■プログラムI 研究の進捗状況

14:00-14:30 笠井清登・熊倉陽介(東京大学医学部附属病院精神神経科)

(ウェブニーズアンケート調査の途中経過、レジストリシステムの紹介、支援経験から抽出されたニーズ)

■プログラムII 22q11.2欠失症候群の支援についての経験知の共有

14:30-15:00 講演1 林泰佑先生(国立成育医療研究センター循環器科)

「心疾患の診療から考える思春期以降の課題」

15:00-15:30 講演2 清水健司先生(静岡県立こども病院遺伝染色体科)

「小児病院における診断・診療・連携」

15:30-15:45  休憩

15:45-16:15 講演3 稲井慶先生(東京女子医科大学循環器小児・成人先天性疾患科)

「22q11.2欠失症候群 当科でのこれまでの取り組み」

16:15-16:50 当事者・家族の方々を含めて意見交換、統合的支援ニーズの抽出

16:50-17:00 講評 松田二三子先生(AMED戦略推進部難病研究課)

閉会

2019年 Annual 22q at the Zoo

2019年5月19日 11:00
上野動物園

2011年5月22日に初めて22qの世界意識向上dayとして動物園で開催されて以来、毎年5月22日付近に、当事者・ご家族・医療従事者が赤いアイテムを身につけて動物園に集まり(海外では、来園者に啓発パンフレットを配布し、疾患について広く知ってもらい)参加者同士で交流するイベントがあります。今年は、約10組のご家族が集まり、集合写真を撮影したり、園内を散策したりしました。
http://www.22q.org/awareness-events/awareness/annual-22q-at-the-zoo/
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